梅雨時のダルさは中毒を疑う。整体的対処法。

今回は、中毒の身体についてです。
ダルいときに「足の指ひっぱり」が効きますが、それでもダルさが抜けないときは中毒の身体になっているときがあります。

中毒の身体について。その対処法などを書いていきます。
すこし難しいかもしれませんが、ご容赦下さい。

中毒の身体

整体では、中毒の身体というのがあります。
毒に中って(あたって)いるのです。


具体的にどうなっているのかというと、
肝臓と関係のある胸椎9番の右側と、心臓と関係のある胸椎4番の左側、
その両方が同時に硬くなり、緩まなくなっています。


身体の解毒を司る肝臓の働きが悪くなり、
さらに心臓が疲れていて、血液の循環が悪くなっているのです。
身体に不要なものを外に出せずに、身体の中にいつまでも溜まっている状態です。
これを整体では中毒の身体と言います。


梅雨時は、物が腐りやすく、カビなどが発生しやすいので、中毒の身体になりやすいようです。


なんだか身体がだるい時には、足の指ひっぱりとお風呂に入って汗を出すのがいいと書きましたが、これだけではダルさが取れない人は、中毒の身体になっている可能性があります。


整体的な見方

中毒の身体は何が問題かといういうと、二箇所で同時に硬くなっていることです。


一箇所が硬いだけなら、気持ちを休めてよく眠れば回復しやすいのですが、二箇所同時に硬くなると
身体が捻れてくるのです。
そうなると、とても眠くなったり、なんだかイライラしたりします。
また、排泄力が落ちます。
身体が緩まないので、締まる動きも起こりにくく、排泄が悪くなります。


整体的には、休んでも休まらない身体や、緩みと締まりが起こらない身体を問題視します。


対処法

中毒の身体にはどう対処したらいいでしょう。


1,身体の流れが悪いので、良くします。

水を飲んでお風呂に入りましょう。そして汗を出します。
汗が出てくると、中毒の症状は少しやわらぎます。
水を飲まずに無理に汗を出すと、気分が悪くなることがあるので気をつけてください。



2.肝臓部分に手を当てて、肝臓を助けてあげます。

みぞおちから肋骨の下縁を触って、右に手を滑らせると硬いところがあります。
あるいは、手を当てると「ホッ」と力が抜ける場所があります。

そこにじーっと手を当てます。
そのあたりに手を当ててもほっとしない人は、右の下腹に手を当てます。
右の腰骨の内側です。
横になり、右側を上にしてやるとより効果があります。

いずれも排泄力が高まります。



3.腹心環流の愉氣をする。

肝臓と左の脇腹に手を当てて、気が流れる方向に愉氣をするのです。

右手で肝臓、左手で脇腹、
左手で肝臓、右手で脇腹、
しっくりする方を選びます。

文章では伝わりにくいかもしれません。
それほど難しくないので、知っている人がいれば見せてもらうのが一番いいと思います。


梅雨時は、だるくなりやすいし、中毒になりやすいし、嫌なものです。
ですが、梅雨があるから日本人は肝臓が鍛えられ、腎臓が鍛えられるのかもしれません。
お風呂が発達しているのも梅雨のおかげでしょう。
わさびや生姜なども梅雨がなければ、食べようなんて思わなかったかもしれません。
日本人が昔から持っている知恵を参考にしたいものです。


不調を厭わずに、受け入れるつもりで行動していると案外簡単に経過するものです。
せっかくいろいろな季節があるのですから、楽しむぐらいの心の余裕があるとダルいのも抜けやすいでしょう。


前回からのまとめ


梅雨時にダルイのは、胸が縮んでいるから。
胸の縮みは、足腰の縮から。
→ 足の指ひっぱり。

冷えやすいので、お風呂に入って汗を出す。
朝風呂も効果的。

梅雨時のダルさには、足の指ひっぱりと冷え対策が効く


中毒の身体になっている可能性
水を飲んで汗を出す。お風呂などで。

肝臓への愉氣。手当て。
右の下腹への愉氣。手当て。
腹心環流の愉氣。

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