私の暑さ対策ときゅうりのお話
昨日は今年初めて、スイカを食べました。
山形のスイカでしたが、甘くて美味しかった。
さて、スイカのようなウリ科の食べ物は身体を冷やす作用があります。
昔と違って最近の夏は暑くてたまらないので、スイカやきゅうりをたくさん食べます。
見事に身体の火照りが取れます。
私も妻も冷房が好きじゃないので家には冷房がありません。(もちろん整体院にはありますが)
だから、どうやってこの暑さを凌ぐかが問題です。
いつも言っているように、夏に汗をかかないのはよくありません。
普段は、汗を適度にかいて扇風機にあたり、気化熱で凌ぎます。
体調の良いときはこれで十分です。
汗がでなくて暑いなあ、と感じたら熱いお茶を飲みます。
汗が出てくると楽になります。
でも汗が出すぎて身体が疲れてくるときもあります。
そんなときは、塩気の多いものを摂ると楽になります。
汗をかいているのに身体の中から暑いときには、スイカやきゅうりなど身体を冷やすものを食べます。
身体というのは、恒常性があるので冷やすと温まろうと働き、熱すると冷やそうと働きます。
ですから、スイカなど食べ過ぎて冷やしすぎると、かえって暑くなってきますが、適量なら問題はありません。
腎臓を休めることにもなります。
きゅうりの効用
最近、きゅうりに栄養がないから価値がない、という話をよく聞きますが、そんなことはありません。きゅうりは、身体を冷やすということにかけては、かなり優秀な食べ物です。
栄養学の範囲内で考えると価値はないのかもしれませんが、身体から見るととても価値の高いものです。
身体にとって熱のコントロールというのはかなり重要なことだからです。
なぜきゅうりを食べると冷えるのでしょうね。
腎臓に作用するからだと、なんとなく思いますが、分析していってもあまり意味がないと思います。
この場合は「冷える」という事実が大事です。
身体が火照っているときに、冷えるものを食べるとおいしい。
この感覚が肝心です。
それに、おいしいからといって食べ過ぎると嫌になるでしょう。
身体は、程よい処を知っているのです。
知識優先で考えると、その感覚がわからなくなってしまうことがあります。
身体というのは、分析していっても本質はなかなかわからないものなんですね。
なぜなら、感覚というのが人間の心や行動を支配しているからです。
そして、感覚は人それぞれ違う。
知識を増やしても賢くなったつもりが、感覚と違うことをしている、ということがあります。
少しややこしいことを言いましたが、つまり、おいしいと感じるものを食べると身体が喜ぶ、ということですね。
身体は知識でできているわけではないので、感覚を信じるのがよいと思いますよ。
では、今回はこれで。