排泄力のある人は、体に力のある人
今年第一回目の投稿です。
遅くなりましたが、今年もよろしくお願いいたします。
最近私の周りではお腹の風邪が流行っています。
熱は特に出ないのに、吐き気がして食欲がなくなるようです。
正月に酷使した胃袋の疲れもあるのかもしれません。
今回は、下痢や吐いて戻した人が読むと少しほっとする内容です。
テーマは、「排泄力がある人は、体に力がある人」です。
正月は食べ過ぎがち
正月明けの1月は、食べ過ぎの影響が体に残っているものです。「正月に食べ過ぎるって?」
「別に量は増えていないよ」
と思われるかもしれませんが、食べ過ぎは量で決まるのではありません。
体の要求する量より多く食べれば「食べ過ぎ」なのです。
正月に食べ過ぎが発生しやすい理由は、
- 正月はあまり動かない 長い休みで体が弛み、たくさん食べれてしまいます。
- 正月は保存の利くものを食べる お腹の中でも保存が利いています。
- 正月はいつもと違うものを食べる 食べなれていなくてお腹が少し戸惑っています。
そして大掃除が行われる
体が敏感な人なら仕事初めのすぐ後ぐらいに、鈍感な人なら1月の中旬から下旬ぐらいに、
食べ過ぎの大掃除が行われます。
体がどうやって大掃除をするかというと、風邪をひきます。
一度破壊が起こってから再生が行われます。
下痢になる人もいます。
風邪をひいて吐いて戻す人もいます。
正月に酷使された胃腸が休みを求めているのです。
自分の立場から見ると下痢や風邪は厄介かもしれませんが、
胃腸の立場から見ると必要なものなのです。
あわてて薬を飲むより、破壊と再生を行っている自分の体を見つめるいい機会だと思って下さい。
大掃除が行われた後は、すっきりします。
途中で止めると掃除が中断されてしまいます。
この時期にお腹の風邪をひいた人や、下痢をした人は、
「正月に酷使した胃腸を休めるのにちょうどいい」
と思うといいでしょう。
自分の体と対面する
風邪をひいた時は自分の体と対面するいい機会です。体の立場に立って考えると見えてくることがたくさんあります。
自分の体を少し突き放して、客観的に見るのです。
「正月に氣が緩んで」 → 「体が弛み」 → 「食べ過ぎた」
「仕事が始まって」 → 「氣が引きしまり」 → 「体が引きしまってきて」 → 「排泄の要求が高まった」
風邪や下痢は排泄の要求を満たすために行われていると考えられます。
食べ物は、
消化 → 吸収 → 排泄
されます。
排泄は悪いことではなく、一番重要なことです。
排泄がされないと私たちはすぐに死んでしまいます。
排泄力がある人は体力がある証拠です。
排泄して再び吸収しようとする意欲があるということです。
自覚することは力
不調が起こっても、あわてずに自分の体を見つめられると、体が自然に行っている循環を妨げるようなことをしなくなります。
経験も必要ですが、それは楽しいことだと思います。
自分が生きていることを実感できるからです。
体と対面するのは、自分を見つめ直すことにもなります。
そして、自分の体力、持っている力を自覚すれば使えるようになります。
想像すると楽しそうだと思いませんか。
さいごまで読んでいただきありがとうございました。