身体が鈍くなると自分で自分の不調に気付かない 3(対策編)

なんだか眠くてしょうがない時は、「目の疲れ」と「冷えによる捩れ」が複合していると前々回から書いてきました。


身体が鈍くなると自分で自分の不調に気付かない
身体が鈍くなると自分で自分の不調に気付かない 2


そして、2つ以上の原因が重なると、寝ても元に戻らなくなる事がある、
しかも目の疲れが重なると特にその傾向があると…


前回、冷やした汗を出しながら、同時に目の疲れを取る方法を書きましたがもう一度詳しく書きます。

  • 冷やした汗はもう一度出しましょう。これを「内攻した汗」を出すといいます。
  • 目の疲れに効くのが目への「蒸しタオル」です。
  • 目が疲れている時は、上頸(後頭部の下縁)が固くなるので、そこを緩ませます。

  • 上を向くと、上頸が緩みます。真上じゃなくても構いません。
    口を半開きにするとさらに緩みます。


    これを同時にやるのに都合がいいのがお風呂です。


    湯船につかって汗を出しながら、目にお湯で温めたタオルを乗せて、上を向き、口を開けてぼーっとします。
    「あ〜〜」とか「は〜〜」とか声を出すとさらに緩みます。


    上頸(後頭部の下縁)が緩むとさらに汗が出やすくなります。


    疲れている時はとても気持ち良いと思うので、2、3分程、気持ち良さにひたって下さい。


    気をつける事

    注意して欲しいのですが、この方法は緩み過ぎることがあります。
    緩み過ぎると、1、2時間ぐらいは力が入らなくなる事があります。


    緩み過ぎても人間の身体はちゃんと元に戻りますし、緩めば緩むほど、戻った時はさらにリフレッシュしているものです。


    ただ、普段固い人があまり緩んでぐたーっとしていると、家族に「大丈夫か?」などと心配されて気を使われたりして緩んでいることをじっくり味わえなかったりしますし、その後に仕事や、やらなければいけない事があるとすぐに集中力が戻ってきませんので、慣れるまではあまり長時間やる事はひかえて下さい。


    長くても5分程が良いと思います。


    より効果を上げるために

    何事もそうですが、何度もやって慣れてくると自分にとって一番いい度合いがわかってきます。
    一度やって効果が解りにくくても、何度か試してみて自分のものにしてください。


    人の身体はみんな違うので、効果というのは一定ではありません。
    同じ人でもその日によって効果が違うのが普通です。


    何度もやっていると応用の仕方が解ってきます。

    何度もやっていると、今日は気持ち良かったな、とか今日はこれぐらい緩んだな、とか変化に敏感になってきます。
    そして自分にあった「度合い」をものにしてください。


    そして緩んだ後、緩みにひたっているということも大事な事です。

    人の身体は一定時間緩んでいると今度は引締ってきます。
    その引締りが爽快感になります。
    本当はぐたーっとするほど緩む事ができると、その後のリフレッシュ度合いも上がります。
    でもそれは条件があって、緩んでいる時にそれにひたっていられる場合です。


    ですので、自分がどれぐらい緩んで、今度は引締ってくるのかというリズム(間合い)を知る必要があります。


    その間隔がわかると、より緩みにひたることもできるし、慣れてくるとその後に大事な用事があっても、
    「これぐらいで復活するはずだから今、緩んでおこう」というように活用することもできるようになります。


    健康法について考える

    健康法は数多くありますが、健康法そのものに力があるのではなく、それをどのように生活に活用していくかということを考えるのが重要です。


    健康法を試す時に考えなければいけないことは、人は機械ではないということです。


    同じ事をして同じ効果が出ないのが人間のむずかしいところでもあり、面白いところでもあると思います。


    次回はそういうことについて書いていこうと思います。

    LINEで送る
    [`evernote` not found]

    コメントを残す

    サブコンテンツ

    このページの先頭へ