大和なでしこ整体読本

大和なでしこ整体読本 身体を取りもどす“七つの力” (ちくま文庫)

さて、新しいブログでも有益だと思う本はどんどん紹介していきます。


「大和なでしこ整体読本」は、「身体を取り戻す七つの力 」を副題として書かれた本です。


著者の三枝誠氏は、野口整体、養神館合気道、マクロビオティックを学び、幼少期に身体が弱かったのを克服された方です。



内容は第1章から第7章まであり、

  • 第1章 「借力」 - 周囲のエネルギーを上手に取り入れる -
  • 第2章 「立力」 - 心を引き上げる姿勢の作り方 -
  • 第3章 「熱力」 - 冷えを取る、ということの大切さ -
  • 第4章 「指力」 - 指を鍛えて、強い女になる -
  • 第5章 「肌力」 - 「肌のIQ」の高め方 -
  • 第6章 「食力」 - 身体にいい食べ物は、自分の舌で選べ -
  • 第7章 「肚力」 - 女こそ肚が据わっていよう。 -

というテーマで書かれています。


日本人が培ってきたもの

「大和なでしこ整体読本」と題名が付いているように、日本人が長年伝えて来た生活の知恵、武術や東洋の健康法などからヒントを得た身体の育て方、作り方などが満載です。
女性はもちろんですが、男性にもお勧めです。


現代は身体性が軽視されているのは間違いないと思われます。
西洋から入った知識による、筋肉を鍛える、ビタミンを取って栄養を補う等の知識は一般的になっていますが、筋肉を鍛えたり、ビタミンやアミノ酸を取ったって全身が強くなるわけではありません。

身体は筋肉だけでできているわけではありませんし、補う事ばかり考えて排泄を考えないのもよくありません。
身体はもっと全体を一つとして考えなければいけません。


東洋では、身体を鍛える事によって自然の理りを知り、その流れの中で穏やかに生きる知恵を培ってきました。
その知識は膨大なものですが、この本では、テーマごとにやさしく書かれています。

  • 「借力」では、氣の感覚、自分と自分を取り巻く環境との関わり、
  • 「立力」では、姿勢を変えると気持ちが変わる、そのための日本人の知恵
  • 「熱力」では、足湯、蒸しタオルなど冷やさないための方法の紹介
  • 「指力」では、指の重要性、各指の意味、足の親指の重要性
  • 「肌力」では、肌の感覚を磨く事の重要性
  • 「食力」では、マクロビオティック「身土不二」「一物全体」の考え方
  • 「肚力」では、東洋の健康法の鍵である、お腹「肚」の鍛え方。その重要性

以上簡単にまとめましたが、それぞれのテーマの内容はもっと盛りだくさんです。

日本人に合っている

まさに東洋の身体に関する知恵は奥深く、膨大なものです。
そして、またそれが私たち日本人には良く合います。


私は、東洋の考え方を押し付けるつもりはありませんが、やはり良く合うと思うのです。
合うから無理せずでき、続けることができる。
(ですので、合うのであれば、西洋の健康法でも良いと思っています。)


ただ、残念な事に、東洋や日本人が培ってきた膨大な知恵を学校では学びませんし、今は大半の大人でも知らない事ばかりだと思います。
それはあまりにももったいないので、是非知って、良いと思う事は取り入れて活用して欲しいのです。


最後に著者の三枝誠氏の文章はとても読みやすいです。
それに面白い人です。排泄物の事を「雲子」と書いたりする人です。
(始めはなんの事か分からなかったのですが、何度も読んでいるうちに気付き、ぶっ飛びました


長々したと体験談なども書かれていないし、本当におもしろい本ですよ。
是非読んでみて下さい。




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2010年7月22日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:身体の勉強

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